大原の赤紫蘇 やまのかみさん
¥2,310
SOLD OUT
2025年2月にハッピー太郎醸造所にやってきました、吉田あすかです。
早5か月が経ち「いつかは自分の酒を」と夢見たことが、こんなに早くに叶ってしまいました。
私は普段ハッピー太郎醸造所で働きながら、「台所やまのかみさん」としても活動しています。
この屋号は「山の神」と「女将さん」を掛け合わせています。自然とともに暮らし、家庭でものづくりがされていた営みへ憧憬を込めて名付けました。
自然の恵みと家庭の台所を結ぶ酒を想像し、同じ名前をつけました。
できあがったどぶろくは、思わず笑みがこぼれるくらいにラブリーです。
鮮やかな色、爽やかな香り、おだやかな酸味。軽い風味とは裏腹に、糀の粒を残して飲みごたえも感じるテクスチャー。全糀仕込みならではの、糀のふわふわ食感もぜひ味わってみてください。ロックやソーダ割も良し。また、温度が常温くらいになると、赤紫蘇の香りがぐっと増すのも面白いです。和食を中心に、様々なシーンで食卓を彩ってくれる1本となりました。
どこか懐かしく、そして新しい味わいを、その日の気分によってお楽しみください。
副原料に使用した赤紫蘇は、京都大原のわかば農園さんの赤紫蘇です。
わかば農園さんは、一年前、私が「台所やまのかみさん」という看板を掲げて初出店したマルシェで出会い、その後すぐに赤紫蘇を仕入れさせていただいた農家さん。「子供たちが赤紫蘇ジュースが大好きで」と、家族のために安心なものを手作りされる姿に共感し、お付き合いさせていただくことになりました。
今年もまた赤紫蘇の季節がやってきて、「今年は赤紫蘇いかがですか?」とご連絡をいただき、ちょうどそのタイミングで「夏の飲み物をテーマに1本どぶろくをつくってみようか」という提案が、ハッピー太郎からやってきたのです。
私が長年住んだ京都の伝統植物を使うこと。また新しいかたちで、農家さんとのお付き合いを続けられること。赤紫蘇の色と風味を生かすのに、白糀のクエン酸がぴったりだとひらめいたこと。
直感が重なり、「これしかない!」と決めました。
どぶろくづくりの数日間。自分だけの答えを見つける日々。耳を澄ますとはこういうことなのかなと、初めて経験する心地よい時間の中で、糀が起こす甘さ、酵母が生む泡立ち、紫蘇が放つ香り。尊重し、手を添えて、見守るように発酵させました。
これはきっといいお酒になるという根拠のない自信が常にあり、自分の中に芽生えるリズムを信じられたこと、それを受け止めてくれるハッピー太郎醸造所という環境があることが、背中を押してくれていました。発酵する人生を選んでよかったと心から思います。
一つ叶うと、また次の夢が生まれ、挑戦したい気持ちがわいてきます。
はじまりのお酒です。ここからさらに、美味しい酒、発酵食品を皆様にお届けしていきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
=====ラベル情報=====
「やまのかみさん 大原の赤紫蘇」
人生で初めて仕込んだ、どぶろくができました。
副原料には、私が長く暮らした京都で、伝統のしば漬けに欠かせない「赤紫蘇」を選びました。梅雨が明け、夏の訪れを知らせてくれるこの季節の植物。鮮やかな色と、あとから広がる爽やかな香りが魅力です。クエン酸由来のやさしい酸味とともに、暑さと疲れをリフレッシュしてくれるような、夏のどぶろくを目指しました。
[醸造責任]吉田あすか [ラベル] やまのかみさん
[赤紫蘇]わかば農園(京都市大原) [原料米] 滋賀旭、ありがとう米
[品目]その他の醸造酒
[原材料名]米麹(国産米)、赤紫蘇 [内容量]480ml
[アルコール分]6 %[製造年月]R7 / 07 [保存方法]要冷蔵5℃以下
[製造者]池島幸太郎 [製造所]ハッピー太郎醸造所
滋賀県長浜市元浜町13番29号 湖のスコーレ内
20歳未満の飲酒は法律で禁じられています。
噴き出しに気を付けて、ゆっくりお開けください。